夜の海と花火大会のトラウマ
私の居住地域は海岸沿いにある為、
夏には毎年花火大会が催される。
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まだ私がこの地に住む以前の話。
社会人ほやほやの頃、上司と会社仲間で
この地の海岸で開催される花火大会に行く
ことになった。
花火大会当日、電車から降りると既に駅は人で
ごった返していた。その人ごみに少々ネガティブ
になりつつも、けれど“これから花火🎆!”という
ワクワクが勝っていたし、道中モスで海岸ごはんを
調達したりでウハウハ気分だった。まだこの時は、、
人並みにもまれながらやっと海岸に到着。
ぎゅうぎゅうにすし詰め状態の砂浜に無理やり
座り込み、モスを食べつつ花火を観賞。
夜の海での打ち上げ花火は当然美しかったに
違いないが、その時の花火をどう感じたのかは
全く覚えていない。
帰りのてんやわんやな気持ちのおかげで、、、
花火大会が終了し、さあ、と立ち上がるも人の
多さで海岸から路上へ出るのでさえ数十分では
きかなかった。
(普通なら駅から海岸までは15分程の距離)
遅々として進まないこの状況に“終電に間に合うのか?”
と不安でいっぱい、プチパニックになりながらの
駅までの数時間かけての道のり。
まだ二十歳そこそこの私は夜に遊びに出かける
経験もなく、深夜電車に乗り街中を歩いて帰路に
つくということすら未経験に近かった💧
そんなこんなでトラウマとなってしまった花火大会
というものにこの経験から二度と赴いていない、、
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夜の海って波打ち際に立っていると、暗闇と波に
“このまま吸い込まれてしまいそう”っていう感覚に
子供の頃からなっていました。
ザーっという波音と一緒に海へ引きずり込まれて
しまいそうな感覚、、私だけかなぁ、、
夜の海 闇と波に吸い込まれてしまいそう